この記事は右の広背筋(右の脇腹)に痛みがある人に向けた内容です。
痛みの原因がわからないと不安になると思います。
広背筋が痛みの原因なのかのセルフチェックと、考えられるスイングの原因2つをまとめました。
身体の痛みは早い対処が重要です。
さっそくセルフチェックからしてみましょう!
痛みがあるのは広背筋なのかチェックしよう
まずは痛みの原因が広背筋なのかをチェックしてみましょう。
なぜかというと背中=広背筋と思われがちですがそれだけじゃないんです。
まずは広背筋の場所から確認していきましょう!
広背筋の場所は?
広背筋は脇の下から腰にかけて斜めに付いています。
この筋肉をトレーニングして大きくすると体が逆三角形になります。
広背筋に痛みがある場合、肩甲骨の横から脇腹にかけて症状があることが多いです。
あなたの痛みの場所はどうですか?
押してみて痛みがあれば広背筋自体の痛みかもしれません。
そうでない場合は、肋骨骨折などの原因も考えられます。

場所が一致していれば次に実際に動かしたり伸ばしたりして痛みが出るか確認しましょう。
広背筋の動きで痛みが出るか?
広背筋は手を下げるときと脇を締めるときに働きます 。
まずは力を入れて痛みを確認してみましょう。
お尻を持ち上げるように力を入れます。
先ほどの場所に痛みはありましたか?
痛みがあれば広背筋が痛みの原因である可能性が高いです。
次に伸ばして痛みを確認してみましょう。
座った状態のままバンザイをします。
右手を左手で掴みます。
右の脇腹が伸びるように左に体を倒していきます。
痛みはどうでしょうか?
筋肉が痛い場合、
- 押して痛い
- 力を入れて痛い
- 伸ばして痛い
の3項目が当てはまります。
全部が痛くない可能性もあります。
では、ゴルフスイングの何が悪くて痛くなっているのかを考えてみましょう。
広背筋が痛い原因① 右肘を下ろす意識が強すぎ
一つ目は右肘を下ろす意識が強すぎる可能性があります。
トップからダウンスイングに切り替える時に右脇が空いている方に多いです。
インサイドアウトの軌道にしようとして右脇を閉めようと意識します。
そうするとトップの時に伸ばされた広背筋が急激に縮みます。
この時に負担がかかり広背筋の痛みを生じているのかもしれません。
自分のスイングに思い当たる節はないか確認してみてください。
広背筋が痛い原因② 右の側屈が入りすぎ
次に右の側屈が入りすぎているパターンです。
側屈とは体を左右に傾ける動きです。
広背筋には側屈の役割もあるため、過度な側屈は広背筋を痛めます。
側屈のしすぎは多くの場合、腰痛の原因にもなります。
スイング中の側屈は動きが早くて分からないので動画で確認することをオススメします。

治療法と対処法は?
では広背筋に痛みがある場合どう対処していったら良いのでしょうか?
はじめに言っておきますが、症状がひどくなる場合は早めに病院を受診してください。
痛みが治るまでは安静に
まず痛みが治るまでは安静第一です。
ゴルフの練習も休みましょう。
筋肉に痛みがある以上、修復するのを待つしかありません。
痛いのに我慢をして無理をすると悪化していく一方です。
触ってみて熱がある場合は、氷で冷やすのもOKです。
冷やした方が楽な場合は冷やした方がいいですが、痛みが増すようであればやめてください。
軽症の場合多くの場合で1〜2週間で痛みはなくなる方が多いです。
しかし痛みが強い場合は1ヶ月以上長引くこともあります。
早めに対処すればするほど治りも早くなります。
症状が落ち着いたら広背筋のストレッチを少しずつ始めていきましょう。
治ってきたら広背筋のストレッチをしよう
筋肉は痛みが出ると硬くなってきてしまいます。
痛みがなくなっても固いままゴルフを再開するとまた傷める可能性があります。
なのでリハビリとして少しずつストレッチをしていきましょう。
広背筋のストレッチに関しては以下の記事で詳しくまとめてます。

ここでは上の記事から一つストレッチを紹介していきます。
他にも何種類かあるので、気になる方はチェックしてみてください。
座って行うストレッチです。
両手でタオルを持ちます。
手のひらが後ろを向くように持つと良いです。
この状態から伸ばしたい方と反対に体を倒していきます。
この写真だと左の脇腹が伸びるように意識します。
そのまま20秒キープします。
これを2〜3回繰り返します。
広背筋が痛い原因のまとめ
- 右肘を引きすぎている
- 側屈が強すぎる
どちらかの可能性があるということでしたね。
広背筋はゴルフスイングに欠かせない筋肉です。
そのため負担もかかりやすいです。
痛みがある場合は安静に。
治ってきたらストレッチを始めていく。
これをしっかり守るようにして、早くゴルフに復帰できるように努めましょう!